IELTSライティングtask1ではグラフや表から読み取れる情報を詳しく説明します。
英語のライティングでは同じ表現を何度も使わないのでこの場合も
単語の言い換えをする必要がありますが、自然な表現でなければならないのは
いうまでもありません。

ielts writing task1で間違いやすい表現

IELTS writing task1で間違いやすい表現をいくつかあげてみました。
それぞれの表現で問題になってくるのはフレーズの中で不自然だったり、
不必要だったり、不適当だからなのです。

不必要な繰り返しはしない

As can be seen, the figures show that…

こうした表現はよく使われがちですが、不必要な繰り返しになるので
避けた方がいいでしょう。

単純に “we can see that…” とか、”the chart shows” とすべきです。

品詞の使い方に注意

Looking at the pie chart, it is noticed that…

この場合”it is noticed that”とは書きません。
“it is noticeable that” の方がいいでしょう。

不必要な単語で不自然な表現をしない

From an overall perspective, it is clear from the evidence that…

この場合にはただ単に “Overall, it is clear that…” と書けばいいだけです。
“perspective” も ”evidence” も必要ありません。
フレーズを不自然に強調するだけです。
試験官はあまりいい印象は受けないでしょう。

同義語であってもフレーズによっては不自然

The bar chart displays the percentage of…

“displays” という単語は使わないほうがいいでしょう。
“The bar chart displays” というフレーズはネイティブスピーカーにとっては
とても奇妙な響きがあります。

辞書には “show” の同義語として
“display, exhibit, parade, depict, convey,” などが出ています。
だからといってこうした同義語をそのまま使わないほうがいいのです。

グラフや図を表すときに上にあげているような “show” の同義語を使うと
試験官にとても奇妙な感じを与えてしまいます。

“show” 以外を使うとすれば “compare” “illustrate” でしょう。
例えば、”the bar chart compares” “the diagram illustrates”
のように使います。

辞書に出ているからといってその同義語がどのフレーズでも
適切に使えるとは限らないということです。

難しい表現でなくてもいい

難しい表現を使うことが高スコアにつながると思い込んでいる受験者が
多いようですが、決してそうではありません。

試験官が知りたいのはチャートやグラフに示されている情報を
受験者がどのように記述するかということなのです。
短くて単純な連結句を使って情報をより詳しく説明することのほうに
時間を費やした方がいいのです。